ある夏の日の浅草寺。若者の五人に一人が浴衣姿を楽しんでいました。(レポート)

取材レポート

2020年8月21日、浅草寺やその界隈は適度な賑わいを取り戻していました。そんな賑わいを彩っているのが、高校生から大学生と思われる若者の浴衣姿。五人に一人と言っていいほどの浴衣姿に筆者は、正直おどろき、「今日は浴衣の街コンとかイベントはあるの?」とある男性に聞いてみると、その子は「いいえ、ぼくたち普段から着てますよ」とクールに答えてくれました(レポート/編集長)

家庭科(男子も習う)の授業に浴衣の着方が取り入れられているのも、影響しているのか、最近、若者の浴衣姿が多くなりました。とは言っても花火大会やお祭りなどのコスチューム的なもので、また海外からの旅行者の日本体験的なものに限られているイメージでした。

浴衣で街歩きすることに、そもそも外出のための装いではないとしかめ面をする大人たちもいますが、実際に浅草の街を彩る姿は、街に溶け込み、とても清々しいものでした。今年は花火大会などの中止が相次ぎ、せっかくの浴衣を浅草寺でと思った人も多いのかもしれません。

2020年からの新学習指導要領に和服の大切さを教えるという項目が加わり、若者の和装への関心がさらに広がればいいですね。