中央公論美術出版より、東京国立博物館の上席研究員・小山弓弦葉氏による大著『きものの時代―江戸モードの三〇〇年』(定価9,900円)が刊行されました。

戦国・安土桃山から江戸末期まで、絶え間なく変化し続けた「きもの」のダイナミックな文化史を、カラー図版約600点を掲載の500頁超の圧倒的スケールで描き出します。
小袖の台頭や、京都の高級メゾン・呉服商「越後屋」の販売戦略、トレンドを牽引したデザイン帳「雛形本」など、当時のファッション産業の成熟を緻密に紐解きます。
さらに、宮崎友禅や尾形光琳、浮世絵師たちが果たした役割、オランダへ渡り珍重された「ヤポンセ・ロック」など、絵画や国際交流との深い関わりも鮮やかに描写。衣服を通して時代を映し出し、風俗画や浮世絵のディテールをより深く、立体的に読み解くための新たな扉を開く一冊です。
